G研 統合的グループワーク研究会

援助職のためのグループワーク1DAY in 鎌倉 2016年11月23日(水)祝日10時〜16時

 

 援助職のみなさんこそ、援助されるべき存在です。そして、各々の患者さんの支援に力を発揮するべきと考えます。

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援助職の心理:

・他人を救いたい、役に立ちたい・受容と共感が困難で難しい患者をどう捉えるか?
援助職は患者から怒りをぶつけられやすい立場他の職種に言えないことをぶつけてくる
・この患者は嫌い、やだなぁ(陰性感情)
・自身のケアをおこたると→他者へ投影・・・援助関係不成立、疲労、援助職の家族関係に支障、バーンアウト
・臨床現場では、共感や受容以上に自己一致が重要

<参考文献>
宮本真己 「違和感の対自化と感情活用」ー心と身体の包括的ケアに向けてー 精神看護 第16巻 第4号 2013
藤田さかえ・山崎茂樹・宮本真己・平川和子  精神医療における心理療法家の未来 アディクションと家族  Sep.2002 Vol.19 No.3

援助職自身が陥りやすい:

・近代医学・近代心理療法は、治そうとしてきた。
→(モダニストアプローチ)の限界点

・自分の問題を抱えている当事者のナラティヴが, 前提条件にあてはまらない場合、治療者の説明に置き換えられてしまうことも考えられる。
(G e r g e n & Ka y e , 1 9 2 2 野口他訳1 9 9 7 )
社会的な要請・期待に沿わない場合は、社会構成された
現実となる「ex:ひきこもり、不登校、精神疾患、障害(者)、、うつ・・・」


内容1:

援助職のためのグループワークとは?

力動的ゲシュタルト・セラピー、プロセスワーク、トランスパーソナルセラピーなど統合的な心理療法のアプローチを体験していただきます。

ワーク例:あなたに、いま、起こっていること。

・身体症状、身体感覚に意識を向けてみる
 夢のワーク、動作のワーク、エッジと対話する
・他社に対する反応、人間関係
 自分自身の投影:自分の感情に責任を取る
ドリームアップ:陰性感情へのワーク

• 身体やこころから発せられるシグナル (出てから消えるまで)に意識を向け係わっていくプロセスです
• 心理学やセラピーを学ぶことではなく、自分自身を学ぶことにあります
• 身体知覚に触れることは、自分の本質と繋がる体験は、「自己・信頼」の基礎となります

<参考文献>
アーノルド&エイミー・ミンデル 後ろ向きに馬に乗る「プロセスワークの理論と実践」春秋社 1999
鈴木俊隆 禅マインドビギナーズ・マインド サンガ 2012

 


内容2:

臨床現場で活用するナラティブ・セラピー:エクササイズ
ナラティヴ・セラピー(white & Epston)

問題が問題なのであってひとが問題なのではない。

1,外在化する会話、問題の外在化
2,問題の染みこんだストーリー
3,ユニークな結果
4,(今あるものとは)別の, それに代わるストーリー
5,分厚くしていく会話、新しい物語り
6,当事者・援助職の共同研究とは?

 

*時間のある限り、ご希望の参加者の個人ワーク、グループワークをしたいと思います。日頃の疲れと、もやもやをプロセスして、その意味を体験していただきたいと思います。

*参加者、全体のエクササイズとして、ナラティブ・セラピーにとりくんでみたいと思います。

*当日の進行により内容は変更することがあると思います、予めご了承ください。


対象:援助職、医師、看護職、カウンセラー、セラピスト(理学療法士、作業療法士など医療従事者、ケアマネ、介護士など介護職従事者)、学校教員、行政職員など、どなたでも!

目的:患者さん、クライアントさんへの偏見、陰性感情からの気づき、援助職の疲労、身体化などをプロセスして、自身の全体性に向かう道への気づきを体験していただく。癒やしとは自身の変化のひとつのありかた。

開催日時 :2016年11月23日(水)祝日
開場 9:30
開始 10:00
終了 16:00
場所 鎌倉芸術館 和室 神奈川県鎌倉市大船6-1-2

定員10名

10月31日までにお申し込み*早割 (13,500円)
11月1日以降にお申し込み)一般 (18,900円)
継続割:明石ワーク参加3回めから対象 (12,500円)
家族とACメンバー:THの承諾要 (13,500円)

カード決済かお振り込みをお願いしたします。

援助職のためのグループワーク1DAY in 鎌倉 2016年11月23日(水)祝日10時〜16時の参加申し込みはこちら

 


開催にあたって:

主催、臨床心理士、明石郁生は、幼少時、重度の喘息で 入退院をくりかえしていました。通常の学校へはいけず、小学校2年生の春から家族と離れ国立療養所施設にて育ちました。ゆえに、医療者、看護師さんと過ごす期間が長く、特別な思いがあります。

その後、喘息は落ち着くかに見えましたが、成人してからは喘息に加えて日本型のアトピー皮膚炎に苦しみました。36歳の時にアメリカの医療に繋がり回復し現在に至ります。

2000年〜アメリカの医療との共同研究を続けいています。

アメリカの医療システム、多くの日本人患者と携わる内に、日本において、医療従事者の仕事の環境、メンタルヘルス、何より援助職の家族との関係について憂いを持つことがありました。援助職の人々のバーンアウト(燃え尽き症候群)寸前の日常を目のあたりにしてきました。

私は、臨床心理士となり、彼ら彼女らのカウンセラーとして相対することになりました。
今では、個人カウンセリングとともにグループサイコセラピーの有効性について実践しています。

主催:家族とAC研究室

 

 

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