アダルトチルドレン・グループワークとは、ゲシュタルト・セラピーを基本としつつも、THと参加者の相互交流においてプロセスワークやサイコドラマなど、床(たたみ)をつかった身体運動的なアプローチも実践して、体験的感情認知変容にアプローチするものです。精神力動的な視点にグループ力動をとりいれるものとして臨床的なワークを目指しながら、当日の場、今、ここを大事にするためセッション内容は柔軟性をもちます。現在では統合的グループワークとして実践研究しております。
ACを対象とした開業カウンセラーを訪れる人々の訴えには、DSM-5分類基準を満たさなくとも、児童期における自己愛の毀損に起因する複雑で特徴的な外傷性反応が診られる。そうしたパーソナリティを紐解いていくと、両親または養育者との関係性において共感を通した自己の存在を確認する作業が失われた体験を診ることができる。そのためかれらとの臨床的な関わりは、主訴として表現される対人関係の支障、感情調節の問題などにとりくみながら、自分とは何を欲している人なのか、この先、年齢や状況に沿ってどのような将来を描くのかという個別者としての主体的なあり方、実存的な課題へと変化していく。
こうした自己愛を対象にした臨床は、かれらが子ども時代の必要性に応じ身を守るために設定した防衛機制から生じた世界観・人生観の更新作業、育て直しに関わるためカウンセリングは精神療法概念の系譜の検討といくつかの理論基盤の統合的実践が求められる。
原家族の崩壊を防いだり、自身を守ったりしながら習慣化し固定した対人関係のパターンから次々に生じる歪んだ認知と感情へのアプローチには精神力動的面接に併用した集団心理療法のとりくみの効果が検討されている。1) ヤーロムによればグループが安全で誠実な社会の縮図の発達を見せると、初期家族関係の修正的繰り返しが広範囲に発生しかつて両親や同胞と互いに影響し合ったように、セラピストや他のメンバーとの情緒的相互作用を通した修正感情体験が期待できる。2)
<引用文献>
1、明石郁生,斎藤学:ACを対象とした精神力動的療法と集団心理療法の併用(症例提示とSV),Family Child Therapy,16 ; 8 – 13,2022.
2、アーヴィン・D・ヤーロム,ソフィア・ヴィノグラードフ:川室優訳,グループサイコセラピー ヤーロムの集団精神療法の手引,金剛出版,1991.
こころの動きや悩みを「自己の成長」「自己愛を成熟させる」ためのシグナルとしてとりくみます。精神力動的な視点も取り入れ、アダルト・チルドレン(AC)の親密な人間関係維持の困難、感情の制御、自己の不安定さなどの課題へのアプローチ、家族トラウマの後遺症、複雜性PTSDなどへのセラピーとしての取りくんでいます。ふだんは見過ごしている、意図されていないシグナル、知覚、夢、身体感覚・感情と認知の密接な関係を「いま、ここで」体験していただくことを促します。
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家族とAC研究室