家族療法・思春期の問題
家族というグループは家族メンバー個々の特徴で説明できるものではなくて「家族」というシステムが備えている独特な構造や機能が→夫婦、子どもに影響するという考え方を家族療法と呼びます。例えば、不登校、引きこもり、摂食障害など思春期の症状行動、または夫婦に継続される嗜癖行動、ワーカーホリック、アルコール問題などを「個人の問題」ではなく家族システムを維持するために繰り返されているものなのではないかと仮説を持つことができます。
家族というグループは家族メンバー個々の特徴で説明できるものではなくて「家族」というシステムが備えている独特な構造や機能が→夫婦、子どもに影響するという考え方を家族療法と呼びます。例えば、不登校、引きこもり、摂食障害など思春期の症状行動、または夫婦に継続される嗜癖行動、ワーカーホリック、アルコール問題などを「個人の問題」ではなく家族システムを維持するために繰り返されているものなのではないかと仮説を持つことができます。
家族というグループは家族メンバー個々の特徴で説明できるものではなくて「家族」というシステムが備えている独特な構造や機能が→ある個人に影響するという考え方を家族療法と呼びます。家族療法とは,働きかける対象を家族という「複数の人々が織りなす人間関係」にアプローチします。家族の中のひとりに発症した「症状・問題行動」は,この家族システムの恒常性の維持
家族を成り立たせるために症状が起きていると見るところからはじめます。
例えば、不登校、引きこもり、思春期の症状行動問題、継続される嗜癖行動、アルコール問題などを「個人の問題」にして家族の中の諸悪の根源にしてしまうことで、ほんらい家族をとりまく葛藤や夫婦の問題を見ないようにしているのではないか?と仮説を持つことができます。
→個人の問題を解決しようと努めても、また同じような問題が繰り返し発生する。
→個人の問題(症状行動)には何らかの意味があり、その意味を理解しないでただ解消したらいいという問題ではないのと捉えることからはじめてみます。
家族療法では、個人のさまざまな問題を「個人の心の問題」とは考えず,「症状行動」と呼びます。家族の中の症状行動は,この家族システムの恒常性の維持,家族を成り立たせるために症状が起きていると見るところからはじめます。
症状行動のある個人に「学校へいきなさい」「カウンセリングに行きなさい」「症状をなおしなさい」といくら言ってもその人は行かないし,無理に行かせても効果はありません。家族のシステムの中にその症状を必要としている「何か」があるのだからそれを「発見」して「そこ」のところを違うものに変えようと言うことになります。
1、現在の夫婦、家族はご自身は原家族からどのような影響を受けているのでしょう?
2、個人の問題(症状行動)は誰へのどのようなメタファーなのだろうか?
3、現在の夫婦、家族にはどのような独自のホメオスタシス(内的均衡、例えば問題を維持する傾向)があるのでしょう?
家族カウンセリング進行の概要 |
カウンセリングにお越しになられるご家族(父、母、姉弟など)の初回面接〜数回を経て、すすめかたについての戦略をご提案致します。 例) ・面接室にお越しになることのできるご家族の個人カウンセリングを行う ・ご家族の家族ミーティング、自助グループへの参加提案 ・必要がある場合は提携医療機関との連携 |
例) 長男のひきこもりへの介入例 |
父:家族ミーティング、自助グループへの参加 母:個人カウンセリング 長女:(必要があれば)他のカウンセラーとのカウンセリング 必要に応じて定期的な合同家族カウンセリング |
↓ご希望の日時をお選びください。夫婦カウンセリング(2名)、または家族カウンセリング(3名以上)※こちらのフォームはSS暗号化通信によって安全に送信されます。 |