ACI(アダルト・チルドレン インテリジェンス)の探求を通した、レジリエンス カウンセラー(Resilience counselor )養成塾を準備しております。
レジリエンスカウンセラー(Rsi)養成塾とは、
アダルトチルドレン(AC)の自覚あるなしにかかわらず、当事者の困難や課題を体験してきた人で、自らの回復の力(レジリエンス)に基づく助言・支援活動をする人を養成します。例えば、主宰者の明石郁生は自らを自己愛の毀損から生じた共依存、ワーカーホリックからの回復者と認識しています。
ACの自覚あるなし、現在の学歴、資格の保有にかかわらず、あなたのリカバリー体験を、「自分の専門家」に昇華させていく過程をサポートします。その道のりで得る「専門技術」を必要な方にシェア、アドバイスする知恵と実践力を養成するものです。
*このカリキュラムは「日本の家族と子どもセラピスト学会」 認定セラピスト資格取得コンサルテーションを兼ねます。
目的とコンセプト
・家族と子どもに関するセラピーのための知識及びスキルトレーニングの場を提供し、人材育成とネットワークづくりを行い、人間関係に重点を置いたセラピーのあり方について研究実践すること。
<引用:日本家族と子どもセラピスト学会 規約 第3条>
・過去であれ現在であれ,問題を経験した人々は,同じような状況に立たされた人々を援助できるような特別な知識,スキル,遂行能力,経験を持っているが,それは,問題の起こり方,問題の接近の仕方,問題のやり口,さらには,問題との関係の変え方や対抗方法などの智恵や専門技術と言えます。
<アリス・モーガン:小森他訳: ナラティヴ・セラピーって何?, 金剛出版, 2003>
苦難の体験は、あなたの専門分野になる=「レジリエンス・カウンセラー」
「自分の専門家になる」とは、これまで生き延びてきた力を知恵や専門性あるいは「専門技術」に変容していく道のり、と捉える小さな提案です。これまで誰よりも悩んだこと、苦労したことなど、過去であれ現在であれ問題を経験した人々は、同じような状況に立たされた人々を援助できるような特別な体験、スキルを持っていると捉えてみるのです。
このような方へ:
▲カウンセリング、ワークを続けてきた。これまでの自己探求を生かして援助する活動に関心がある |
▲カウンセラーになるかはわからないが、「自分の専門家になる」について学んでみたい。ACI(アダルト・チルドレン インテリジェンス):ACの生き延びるための「智慧」を学んで、仕事や生活、子育て、人間関係に生かしてみたい。 |
▲精神力動的療法、認知行動療法、家族療法、ナラティヴ・セラピー、弁証法的行動療法、ソーシャルワークなど、クライアントさんの状態・過程にあわせ、学派を超えた統合的な心理療法、援助方法を学びたい。また、カウンセリングに併用した集団心理療法(オープンダイアローグ、ゲシュタルト・セラピー、プロセスワークなど)の実践に関心がある。 |
▲現在、カウンセラー、援助職に従事しているが実践力身につける研修の機会を得たい。 |
オプション: ・カウンセラーのための開業コンサルテーション・マーケティング研究会@鎌倉 |
↓以下とは異なります。
資格取得のみを目的とした講座ではありません ✖ →地域に貢献する継続的なプロの専門性を学びます。 |
お家制度のカウンセラーを養成するのではありません。 ✖ →体験を通じた独自性・智慧を持つ専門家の養成 |
こうすれば“儲かる”カウンセラーを養成するのではありません。✖ →クライントへの質の高いカウンセリング |
学び、得られる体験
生き生きとした自分を見つけ、人間関係を楽しむスキルを学ぶことができます ◎ |
◎ 目的を共有した仲間や先輩らと支え合い、研鑽を積む機会を大切にします。 |
あなたがこれまで悩みや苦難にかかわってきた時間・体験には、苦難がありながらも生き延びてきた「専門性」が内面にあると言えます。◎ それらを探求し、専門技術・知恵に昇華させる道のりです。 自己探求・分析の連続=レジリエンス・カウンセラー |
クライアントさんの事例検討を中心に、臨床心理・精神療法理論を紐解きます。◎ カウンセリングとは、いつでもクライアントさんに教えてもらうものです。 |
精神力動的療法、認知行動療法、家族療法、ナラティヴ・セラピー、弁証法的行動療法、集団心理療法(ゲシュタルト・セラピー、プロセスワーク)など、クライアントさんの状態・過程にあった統合的な心理療法を提示するアプローチを学びます。◎ |
講座、実践トレーニング 例)
理論 | 実践トレーニング、ワーク | |
1年目前半 | ・ACの再考、生き延びる力の「表現型」 ・児童期の自己愛の毀損が由来する共依存 ・原家族で学習したコミニケーションパターン ・現在の生活への影響 ・ACの回復、変化の推移 ・神経症〜境界例〜精神病圏 ・発達課題 |
・じっくり言い分に耳を傾ける ・ジェノグラム(心理学的家系図)の作成 ・見立て ・傾聴と共感 ・安全の確保、悲嘆と回想 |
1年目後半 | ・子ども時代の心的防衛「原始的引きこもり、否認、万能感コントロール、原始的理想化と価値下げ、投影、取り入れ、投影同一視自我のスプリッティング、解離」 ・共依存〜様々な依存症 ・アルコール依存の親とその子ども ・摂食障害、引きこもり ・ワーカーホリック、強迫観念、執着 |
・セラピー的関係性をつなぐ ・ポジティブコノテーションとリフレーム ・受容的、森田療法、認知行動療法 ・目指す変化の設定、実現するための構造 ・転移、逆転移の精査、検討 ・SVを受ける |
2年目前半 | ・複雑性PTSD「感情制御、対人関係、自己感覚の支障」 ・見捨てられ不安と飲み込まれ恐怖 ・境界例/自己愛性パーソナリティ ・虚無と抑うつ、分離不安 ・自己の同一性と解離性障害 ・恥、罪悪感、自責、他罰の病理 |
・精神力動的療法の面接 ・集団心理療法〜グループ凝集性 ・PIA(逆説的家族療法) ・グループミーティングの併用 ・Caseを受け持つ+SV |
2年目後半 | ・健全な自己愛を育む ・自己とは関係性の中にある ・認知の流動性 ・「自己の一体性を維持しつつ、より理想的な自己へと成熟しようとするのを助ける、ないしはそうすることによって未成熟を補修する」 |
・自己心理学的共感 ・ナラティヴ・セラピー ・オープンダイヤローグ ・断片化、結び目の再編集 ・Caseを受け持つ+SV |
3年目前半 | ・セラピーの経過を実人生にどのように生かすのか? 「感情や出来事を「受容」することに焦点をあてる。解消しなければいけないという執着を手放す。人生の本質は、その内容よりもむしろ変化の(プロセス)にある。」 |
・弁証法的行動療法 ・認知の修正と行動の調整、適切な感情表現スキル ・対人関係の維持スキル ・Caseを受け持つ+SV |
3年目後半 | ・実存的な対話〜実人生の悩みへ 「人間にとって死、別れは避けられない。」 「私たちは究極には孤独である。」 「人生には(与えられた、使命)明確な意味や価値はない。 「しかしながら、欲すれば自らの生活を自由なものとすることができる。」 ・Life is a Bumpy road.人生は凸凹道「一切皆苦」 ・Life is Impermanent.人生は無情「諸行無常」 ・Life is Interdependent.人生は縁起「諸法無我」 ・Life is can be Great.人生は素晴らしいものにすることができる「涅槃寂静」 |
・実存的セラピー ・精神力動的ゲシュタルト療法 ・プロセスワーク ・トランスパーソナル心理学 ・Caseを受け持つ+SV |
オプション:開業カウンセラー塾 ・財務 ・リスク管理 |
・対象を選ぶ、領域の設定 ・見込み客の集客、集客経路 ・初回面接〜セラピー的目標の設定 ・お見合い期間〜契約セッション ・見立て〜見直し〜終結 ・事例検討〜学会発表〜投稿論文作成 |
開催概要 2024.7.25ver
修了までの形式: ・1講座=1単位:×年間12講座 10時〜12時 理論、事例検討 13時〜15時 実践(カウンセリングロールプレイ、ワークなどのトレーニング) ・個人case SV ×年間12回 講師:明石郁生 and more. |
個別にアレンジ 例) コース1:3年間の規定単位取得修了を目指す。 コース2:1年毎の継続更新チャレンジ(自身の成長のための受講) コース3:日本家族と子どもセラピスト学会認定資格取得まで3年〜5年。学会への入会、規定の研修ポイント取得、臨床経験としてクライアントをご担当いただきます。
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講座回数と費用 | ・平日コース/日曜日コース いずれか ・講座:年間12回(1回/月10時〜15時) @11,000円 12回分年払い132,000円 個人SV 1回/11,000円 45分 *チャットボード使用料、参考図書費用別途 |
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ご参加登録(メーリングリスト登録) チャットボードで講座を解説する準備をしています。 |
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お問い合わせ | フォーム | ||||||||||||
審査・手続き | *カウンセリングの進行状況により、お申込みをいただいてもお受けできないこともあります。予めご了承をいただけますと助かります。 |
それでは、この塾は他のカウンセラー養成とどのように違うのか?
- これまで悩んできた体験を知恵にするために臨床心理学、精神療法などの先人の仕事に敬意を持ち紐解いていく姿勢を持ちます。既に自分の内面にある力を理論と実践トレーニングと実習(事例検討)で実践的な力として昇華していきます。
- それらの時間の経過、過程を通して自分自身を知ることを続けます。
- ひいては、これまで生き延びてきた力と独自性に気付きをむけ、「自分の専門家」になる道を歩みます。自分自身になる道のりです。それぞれが尊重されます。
- 実習経験の研鑽とSV(バイザーと共にとりくむ事例検討を通した自身の振り返り作業)におもきをおきます。
- ちなみに、2024年鎌倉での学会での演題発表では、7つの演題のうち5つが当事者の臨床に関する報告であったことは興味深い。
- ここで言う当事者とは自身がかつて問題を抱えていた、あるいはクライアントであったことの取り組みを昇華させていくプロセスに能動的に意識を向け専門家として歩もうとする人々です。
予定参考図書:
1年目 | ・明石郁生:心理臨床家の開業に当たって治療構造を作ることーアダルト・チルドレンを主たる対象として− Family Child Therapy No.9 Sep.2015. ・アーノルド・ミンデル:人間関係にあらわれる未知なるもの 身体・夢・地球をつなぐ心理療法 日本教文社 2008 ・G・ワインズバーグ(1984、1996)著:高橋祥友 監訳 セラピストの仕事 金剛出版,2001. |
2年目 | ・Mナンシー・マックウィリアムズ著: 狩野力八郎監訳,妙木浩之, ほか訳: 精神分析的心理療法-実践家のための手引, 金剛出版, 2004. ・マイケル・カーン著:セラピストとクラインアント-フロイト、ロジャーズ、ギル、コフートの統合,誠信書房,2000. ・アーヴィン・D・ヤーロム,ソフィア・ヴィノグラードフ共著:川室優訳,グループサイコセラピー ヤーロムの集団精神療法の手引,金剛出版,1991. |
3年目 | ・ナンシー・マックウイリアムズ著,成田他訳:パーソナリティ障害の診断と治療,創元社,2005 ・ハーバード・S・ストーン著:逆抵抗 心理療法家のつまずきとその解決 金剛出版,2000. |
2024. 家族とAC研究室 臨床心理士 明石郁生
アダルト・チルドレン(AC)レジリエンスカウンセラー養成塾 プレオープン講座
2024年9月22日(日)鎌倉 13時〜15時30分 @5,500円
講座内容のディスカッション、質疑応答とカウンセリングロールプレイ、
などの実践体験の時間にしたいと思います。
プレオープン講座にご関心のある方は、こちらからご参加ご予約をお願い致します。