Ⅳ章:「自分の専門家」になる冒険 ac-alive-053   全力で自分自身を守ってみる。

さて、矛盾を味わう冒険とは、だいぶ疲れる道のりをたどる時期もある。
白黒つけない俯瞰した感情を抱合するからだが。例えば、良い、悪いや成功か失敗というような白か黒かの判断は、人生の流れをどちらか一方に断片化させるという意味では「楽」な対処であると言える。

AC:う~ん、考えなくて済むと言われれば、そうかもしれない。
Co:つらいことをあえていうと、自分が悪かったから失敗した、私はだめなやつだ。と規定することは楽なことだ。そのままでいればいい、犠牲者のままでいられる。
AC:それはひどい言い方、なにも好きで犠牲者でいるのではないと思います。
Co:そうだ、。しかしながら、犠牲者でいるとは、自分を知らないでいられる、あるいは、自分を守る体験をしたことがないと言えるかもしれない。
AC:はぁ。
Co:いいとか悪いとか言ってるんじゃないよ。冒険について話している。
さてさて、自己探求のワークは、さらに身体につかれを感じることがある。
AC:あるかも。グループワークに参加したての頃は、次の日とかものすごくだるくて仕事にならなかった。(笑)運動したわけでもないのに。
Co:これまでふさいでいた感情に触れる体験は身体に働きかけるからだ。
AC:だんだんワークに行きたくなくなったり、ワークへ行く朝、気持ちが憂鬱になったりしましたね(笑)
Co:そう、 身体感覚の変容とはパーソナリティの変容につながるんだ。
AC:へー。そんな流れだったんですか?
Co:ところで、疲れを感じるのはとても健康的なことだね。生きているわけだから。例えば、ワーカーホリックとは、頭がびゅんびゅんと回転しているが、身体に意識がむいていなくて、疲れさえも感じないように無視している状態だ。
AC:そうですね。そのままだと身体が危ないですね。
Co:そう、だから、疲れを感じれるとはとてもいいことだ、疲れを感じたらどうすればいい?
AC:えー、ふつう、お休みしますね?
Co:そうだ、つかれを感じたら、仕事や家事を誰かにまかせることが必要だね。自己探求やワークをお休みすることも大事なことだ。
AC:とうぜんなことだけど、。
Co:そう、でもね、疲れを、違和感として感じるかもしれないんだ。もしくは、自分を否定する、あるいは攻撃するような感覚だ。
「さぼって、いいのだろうか?」
「自分だけ休んでいいのだろうか?」
「こんなに楽をしていいのだろうか?」
「このまま、ずっと何もできなくなるのではないか」などなど。
AC:あー。
Co:自分を守ることをこれまで体験したことがないかもしれない。
AC:たしかに。
Co:だから、この時期は、「全力」で自分自身を守ってみる、キャンペーンを提案するんだ。
AC:キャンペーン?
Co:やったことのない体験だから、わかりやすく意識化するということ。
AC:なるほど!
Co:「全力」で自分自身を守ってみる必要は、自分ではなかなか気がつけない。周囲の友人や同僚の反応で気がついたり家族とのトラブルで気がつくこともある。
波の高い海を眺めて、風や潮の匂いを身体で感じられることを嬉しく思う。いま入ったら気持ちいいだろうなぁと思うが、「無理をしてはいけない」と自然とのかかわりで気づくことがある。

2020.10.1

 

 

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