Ⅳ章:「自分の専門家」になる冒険 ac-alive-050   エッジとは冒険のスタート。

Co:エッジとは、自分の専門家になる冒険で最初に出くわす大きな低気圧のようなものだ。どんよりと曇ってきて、やがて雨が降ってくる。楽しみにしていた旅行が台無しになるじゃないかと。
AC:わかります。自分の行いが悪かったとか、やっぱりくるべきではなかったとか、仕事を休んだのでバチがあたったのではないかとか考えてしまいますね。
Co:自分を責めてしまったりするね。自己啓発の本を読んで、自分を変えようとして、三日坊主になってしまう例はここにヒントがあるかもしれない。変化するとは、自身のエッジに向き合うことになるからだ。これはなかなかひとりでは難しい。
AC:あーやっぱり、まただめだー。私って何をやってもだめなんだーと。
Co:閉じこもってしまう、か、次から次と探し続けるかもしれない。
AC:あー、カウンセリングあるあるだ。ずっと〇〇に良い、○○○療法のセラピーをショッピングしてしまう。
Co:だから、エッジにぶつかっていることとは、自分の専門家になる冒険がとても良い方向に進んでいる証拠なんだ。あーまた、だめだぁーと思いがちですが、そうではない。
例えば、自身の探求を深め共依存という人間関係アディクションから回復してくる過程で
よく聞かれる言葉は、
「友人や周囲との関係がかわってしまって、とまどっています。」
「うつっぽいと言われます。」
「間違っていることをしているのではないかと、とても不安です。」
「誰ともつながっていない気がして、とてもさみしいです。」
「孤独です。」
AC:カウンセリングをはじめる前のような言葉ですね?
Co:そうなんだ。共依存で苦しくてカウンセリングをはじめたのに、共依存から回復してくると、今度は本質的なつらさに直面していくことがある。このケースからいかに、アディクションが自己治癒的に働いていて、それを変化させることとは、難しいかわかるだろう。
AC:うーん。
Co:だから、自分の専門家になるアプローチでは、例えば、たんに共依存が自分自身に支障を与えてきたものだから、排除するのもだとあつかうのではなくて、そこには、あなたの生きる力が含まれているのだという探求を手伝うんだ。
エッジに向き合ってワークすることは、とても勇気のいることだが、そのプロセス自体が、回復をすすめ、自分の専門家という新しい自分を創る道のりとなる。
AC:楽しみもあり不安もあるような、。
Co:そうだね、人とよく繋がりたいという力は、元来、健康的なものだ。共依存とはその加減が失われている状態かもしれない。もし、その状態を自覚できたら、規格外の能力を発揮し、稀有な体験を積み重ねるとも言える。
AC:自分の専門家の状態?
Co:過去の苦闘は、これからの新しい人生への準備であったのかも知れない。

2020.9.27

 

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