人間関係が思うようにいかない、という悩みはつきないものです
心の悩みを抱えると、それは対人関係にも影響するでしょう。私たちは心が落ち込んでいたり、疲れていたりすると他者に細やかに関心や愛情を向けてあげられなくなるものです。また、他人の何気ない一言を非常にネガティブにとらえがちになります。そして、落ち込んでしまって思うように活動できない人を見て「怠けているのではないか」「やる気がないのではないか」などというひなんの目を向けることも少なくありません。
人間関係、対人関係の問題を探るヒント
あなたの抱えている対人関係の問題はどんなことでしょうか?大切な人を失ったばかりであるとか、夫(妻)との間がギクシャクしているとか。あるいは、仕事先や友人、周囲の人に自分の気持ちを伝えられない事柄があるのか。人間関係がうまくいかないときには、悪いのは相手なので、相手をなんとか変えようとしてしてあれこれ考えてしまうことがあります。そういう必要がある場合もあると思います。けれど、人間関係の悩みや課題とは、あなたにとって何か栄養にするために起こっているのではないだろうか?とアプローチしてみます。
人間関係、対人関係ストレスのものとになっている問題領域
●大切なひとを失ったとき
●「重要な他者」とのあいだで、期待のズレなどがあるとき
●自分の役割の変化にうまく適応できないとき
●親しい人間関係をつくれない、維持できないとき
<参考文献 水島広子:自分でできる対人関係療法,創元社,2004.>
・職場の上司、同僚とうまくいかない。 |
仕事とは、原家族で育み忘れた関係性や傷ついた関係性をやり直す場面となることが少なくありません。例えば、上司や同僚に、親や養育者のネガティブな部分を見てしまう(投影)ことは親密さがますとともに自然な流れと言えます。 |
・近所のママ友とうまくいかない。
・子どもを愛することができない。 |
お子さんが生まれ、親密な愛情関係が生じます。その際に自身の親や養育者との間で、満たされていない感情が癒やされそうとして浮上することがあるでしょう。けれど、そうできない自分を責めてしまうことがあります。 |
・妻がわかってくれない。
・夫がわかってくれない。 |
原家族で満たされなかった感情を配偶者にもとめてしまうことは自然な流れといえます。けれど、それに気づきをむけないでいると境界線を失い、相手を見ずに、自分のニーズに執着することがあるでしょう。配偶者を変えるのではなく、自身の感情を所有するプロセスにKeyがあります。 |
・友人らとうまくいかない。
・恋人がわかってくれない。 |
幼少期児童期に設定してしまったデフォルトの対人関係パターンが繰り返されて、親密度が増すとばっさり切ったり、接近しすぎたり、引きこもったり、するかもしれません。デフォルト設定をアップデートして行く必要があるのです。 |
人間関係の悩みはさまざまな要因や表現があります。カウンセリングは、一つの流派のアプローチではうまくいかないことがあります。お客様のご要望に合わせて、対人関係療法、認知行動療法を中心に、家族療法、ゲシュタルト療法、プロセス指向心理学などを統合的にとりれることが効果的であるとご提案していきます。
人間関係のカウンセリングを通して、関係性を変容し、栄養にする手段を学んでいただければ幸いに思います。人間関係の変容とは、日常生活を生き生きとしたものにするためにとても大切なものだからです。
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