パールズは、今起きていることを体験する手段をとしてゲシュタルト・セラピーを発展させ、ユング派の現代的展開としてミンデルはプロセスワークを発展させています。

言語的なコミュニケーションに頼らず、身体感覚、動き、瞑想、夢、音、リズムを通じたセラピーやワークの在り方を探求する実践です。

小さな子どもは、かんたんに「意図を持ったフィールド」につながる様子がうかがえます。彼らはただただ感知できない力に動かされるまま、ひとつのものごとから次のものごとへと動きます。

おもちゃひとつで、いきなり、物語りやシナリオが作られはじめる様子はまったく出し抜けみえるものです。経験がありますね？

なんとも説明しがたい創造的な行動があらわれるものです。

私たち大人は、ビジネスや子育て、課題達成や自己探求などに忙しく、時に自分のための創造的な流れを見失いがちになり、ただ、生活をするようになってしまいます。また、自身の過去や役割にしがみつき、それを手放す時期に手放せずに疲れたり、苦しみを感じているかもしれません。

最初に感じていたエッセンス（本質）を忘れてしまっているのかもしれません。

今回の実践は、私たちのエッセンス（本質）につながる「意図を持ったフィールド」を身体や気分を通して感じてみる試みです。

＜参考文献＞
エイミー・ミンデル　クリエイティブ・プロセスワーク　目覚めながら夢をみる３０の方法