ACカウンセリング

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<日本家族と子どもセラピスト学会 第10号 論文:「アダルトチルドレンを対象とした開業心理臨床家による統合的な心理療法の実践の試み」を発表させていただきました。>

長い間、生きづらさを抱えて、相談やケアにつながらず、おひとりで抱えてこられていたり、医療機関で「アダルトチルドレンは治療ができない」と言われたり、家族には「甘えているだけだ」と言われてこられた方が少なくありません。アダルトチルドレンという概念は臨床現場でも誤解を受けているといえます。例えば、PTSDということばは大きな震災等に関連して聞くことがありますが、“複合型(複雑性)PTSD、機能不全家族、トラウマ(心的外傷)”などは一般的ではなくケアの対象として未だ機能していないように思います。

アダルト・チルドレンという概念は精神医学の診断名でもないし、欠陥や障害や劣等感をあらわす言葉ではありません。人を誹謗中傷するためのレッテルでもありません。自分の生きづらさの理由を自分なりに理解しようと務める人がたどりつくひとつの自覚です。この自覚を用いて、より豊かで自由な自己をつくり、自己を保護するのです。
<参考文献>斉藤学(1996)アダルト・チルドレンと家族 学陽書房


アダルト・チルドレンのカウンセリングとは?

家族とAC研究室では、精神力動、心身統合アプローチ、逆説的家族療法のトレーニングを積みながら研究・実践しています。実際のセッションでは、ご相談者さんと話し合いながらすすめていきますのでこの限りではありませんし、何か特定の心理学理論にそっておこなわなければいけないということはありません。

もしあなたが何かに悩み生きづらさや症状があるとしても、それは家族(世間・他者)に向けられたメッセージであると考えるところからはじめます。<斉藤学> (2012)PIAS

世間的、家父長的で精神医学的な信念を含んだ拘束・プログラム(この拘束ゆえに、様々な困難のストーリーが続く)カウンセリングでは、この拘束・プログラムに挑戦したりその拘束を見つけ、軽減させようと取り組みます。

相談者さんは、これまでと異なった知らせや、新しい情報体験を受け取るために自分自身の古い表現と新しい表現を区別して、そのコントラストが浮かび上がってくることを体験します。この過程が、相談者さんが新しいリソースの発見や解決法を見つけることを可能にするような新しい反応の引き金になります。新たな表現はセラピストが積極的に参加して新たな描写を促進したり、相談者さんの反応に対する応答の中で新たな描写をまとめあげることによって、共に発展していきます。
<参考文献>C・ホワイト/D・デンボロウ編集(2000)小森康永監訳 ナラティブ・セラピーの実践  金剛出版
私たちは自分自身あるいは自分の知覚を十分には信じず、本当には自分のプロセスに従おうとはしていません。私たちは自分が見たり、聞いたり、感じたりしているものや、どんなふうに自分が動き、関係し、世界を体験しているかを、あまり尊重していないのです。そのために、自分がいつも批判されたり、愛されていないように感じる人が大勢いるのも、不思議ではありません。・・・自分自身の個性化のプロセスに従うことができずに、そのかわりに、我慢できなくなるまで自分自身にプログラムを当てはめていくのです。(アーノルド&エイミーミンデル 富見幸雄・青木聡訳(1999)うしろ向きに馬に乗る プロセスワークの理論と実践 春秋社)

さらに、私達は、なんらかの理由で長いこと、自分の感情をに触れずにいることがある。そうやって家族や社会に適応してきたのかもしれない。へとへとになったり、眠れなくなったり、ほんとうの自分とは何なのだ?などと立ち止まった時に、忘れていた感情に触れそうになる。でも、自分の中に抱え込んでいた感情を恐れてしまう。いったん触れてしまえば、それは底なしなのではないかと、恐怖を感じてしまうことがある。恐怖からくる体の緊張が慢性化している場合には、恐怖を怒りに変えるように、エネルギーの流れる方向を変化させる。安全に。
感情(Feeling)は単なる考えや信念とは違う。体が関与しているために知的活動以上のものでり、身体活動とその知覚という2つの要素から成り立っている。それゆえ、感情は心と体を一つにし、意識を身体活動と結びつける力とみることができる。
(Alexander Lowen 1994 村西詔司・国永史子訳 からだのスピリチュアリティ 春秋社)

心とは体の一部なのだから身体感覚から愛おしんでみるのも良いかもしれないのです。ACとはあなたの力であると信じています。

 


カウンセリングにつながる準備:

アダルト・チルドレンの自覚がある、なしにかかわらず、ご自身で「機会」を見つけられ、
ご無理の無い範囲で、言葉にされていくことからご提案します。

 
自助グループ 「言いっぱなし・聞きっぱなし」のシェアリング どなたでも参加できます。
ACオープンミーティング 参加者みなさんで、お気持ちを言葉にしておはなしいただきます。ご希望の方には気づきを深めるオープンカウンセリング、ミニワークをご提供します。お聞きになるだけの参加も歓迎いたします。
家族教室 ご本人がカウンセリング等につながらない場合、ご家族がまず症状行動について学ばれること、シェアされることをご提案します。
ジェノグラム(心理学的家系図)講座 今の問題は、あなたの問題でしょうか?原家族からどのような影響があったのでしょうか?ご自身のジェノグラムの作成は癒しの時間になると思います。

アダルト・チルドレンカウンセリング/家族療法/トラウマケア 

カウンセリング準備:治療同盟を話しあいます。個々の目標設定に応じたセッションの回数、期間を共に検討しながら構造化されたケアを続けていきます。

アセスメント 自傷、他害の可能性、本人の自覚、家族の安定性・心理療法への協力など
医療の必要性 身体症状の有無、心身症、恐怖、強い不安、攻撃性、フラッシュバック、幻覚等精神病症状の有無と現実検討の程度→医療によりある程度の鎮静化
当面の目標・期日設定 例)半年以内に◯◯◯できるようになること

 

個人セッション:
1stステージ
自分について語る。現在自分に起こっている出来事を一緒に探ります
個人セッション :2ndステージ 家族の神話について語ります。心理学家計図(ジェノグラム)の作成 家族の中心となっている固有のコミニケーションパターンを一緒に探ります。
グループセッションA 好意的聴衆の中で聞き手に向けて自分を語ります。構造化された安心で安全な環境にて、これまで話せていなかった自分について語ることは、深い情緒的交流が芽生えていきます。

 

個人セッション:
3rdステージ
生きづらさ、苦悩と症状についての語り
グループセッションB
グリーフワーク
好意的聴衆の中で聞き手に向けて、生きづらさ、苦悩と症状について語ります。共感を持って聞いてもらえるという、他者への信頼、今までの自己処罰的なモノローグ→ダイヤローグ(対話へ)

 

個人セッション :4thステージ どのように自分の症状行動パターン、家族のコミニケーションパターンを変化させるか一緒に考えて行きます。適切な感情表出を通じて、認知のゆがみ修正、行動療法的にパターンに介入していきます。
ACグループワーク 身体感覚プロセス、夢ワークなど心身統合アプローチを通じて心身統合する力を見つけていきます。

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グループワークは、和室の会場でリラックスして行います。

 

個人セッション:
5thステージ
振り返り、目標設定の修正、反応,変化を一緒に検討していきます。アフターフォロー
個人セッション: 犠牲者から生存者へ、生存者から自分自身の専門家へ
「自分の人生」を「自分の作品」にアイデンティティの変容

*ケアの構造は進行状況により協議の上変更,修正していきます。

<参考文献>斎藤学(2010)PIASトレーニング 斎藤学(1999)封印された叫び 西尾和美(1998)アダルト・チルドレン癒しのワークブック


🔷カウンセリングのご予約:

お電話と予約フォームからご予約できます。
こちらまで:0467-82-8277
予約受付時間:火曜日~土曜日9:30~18:00(土曜日 12:00まで)
*カウンセリング中は留守電になっています。留守番電話に氏名、
連絡先などをお願いいたします。営業時間内(翌日、翌々日)に担当者からご連絡いたします。

お電話では以下の内容をお聞きします。

  1. 相談内容
  2. ご希望のカウンセリング・コーチング形式や種類(オフィスでの面接,電話,スカイプ,訪問),(個人,カップル,グループ等)
  3. ご希望の曜日と時間帯
  4. ご希望お時間
    :50分
    :80分(初回カウンセリング)
  5. 氏名、年齢、連絡先

↓こちらの画面で現在のスケジュールをご確認いただきながら、ご希望の日時にご予約をすることができます。

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