家族カウンセリングとは,家族という「複数の人々が織りなす人間関係」にアプローチします。
家族のシステムとは、まるでそれ自体が自律性を持ち関係性(健康や不快にかかわらず)維持しようとしていると仮説し検討をしていきます。
家族療法では家族のさまざまな問題を「個人の心の問題」とは考えず,「症状行動」と呼ぶことがあります。家族の中のひとりの「課題・問題行動」等は,この家族システムの恒常性の維持のために、または、家族や夫婦の崩壊をふせぐために「課題・問題行動」が起きているのではないかと言う視点をもちます。
例えば、症状行動を表出しているお子さんに「学校へいきなさい」といくら言ってもその人は行かないことがおおいでしょう。現在の家族のシステムの中にその「症状行動」を必要としている「何か、メッセージ」があるのだからそれを「発見」して「そこ」のところを違うものに変容していこうと検討していきます。
このようなご家族へ
・ご家族にひきこもり,不登校のお子さがいらっしゃるが本人はカウンセリングなどにつながらない。
・ご家族にうつ,アルコールの問題,過食などの問題行動がある。
・ご夫婦ですれ違いを感じている。
・子ども、配偶者を愛せないと感じている。
・ご家族経営の事業を営まれていてすれ違いが多いと感じている。などなど。
日本においては、家族の問題は外にださずに家族内で解決しなくてはいけないという文化的傾向があるのかも知れません。ご家族のこと、ご自身のこと、お一人で抱え込まないでまずは専門家にお話されることをご提案します。
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