家族とAC研究室は、ACI：アダルト・チルドレン インテリジェンス（ACという生きる力、知恵、自覚）を使ってより有効で自由な自分になるためのカウンセリング、ワーク、コンサルテーションを実践・研究しております。

＊用語１：アダルト・チルドレン（以下：AC）とは、機能不全家族で育った成人。とても良い人、努力家で多彩ですが、心の傷に自分の言葉や行動が大きくコントロールされていて、「生きづらさ」を感じていることがおおい。（西尾和美，1997））　しかしながら、ACという言葉は、診断のための医学用語や人を誹謗中傷するレッテルではなく、自らの「生きづらさ」の理由を自分なりに理解しようと努める人がたどりつくひとつの自分らしく生きる自覚。（斎藤，1996）　

Q：コンセプトをひと言で言うこと？

ACIとは「本当の自分、自分の専門家」になるための新しいコンセプト。

Q：このコンセプトがクライアントさん、ワーカー（ワークを受ける人）さん、受講者さんにもたらすものは？

対人関係や心身症状、仕事の悩みや「生きづらさ」とは単に解消したり治療するだけの課題ではなく、自分自身になるための命の流れ「自分の専門家」に変容する機会であるという体験

Q：どのような方が対象？

・良い人になろうとして疲れはてている
・自分軸が定まらない。
・繰り返し人間関係につまづいてしまう。
・批判されたり愛されていないように感じてしまう。
・強い怒りや悲しみ、孤独を感じている
・学校、職場に違和感があり転職などをくりかえしてしまう。
・なんども自己啓発セミナーなどにはまってしまう

Q：悩みの声

・ほんとうの自分がわからない！
・どうしてこんなに人間関係がたいへんなのかそのワケを教えてくれ！
・「生きづらさ」、苦しさ、死にたいほどの寂しさを誰かにわかってほしい！！
・家族トラウマ、心の傷とはどのようにむきあったら良いのか？
・ACとはどのように対処するべきなのか？情報がありすぎてわからない。

Q：ACIコンセプトをもちいた実践とこれまでの伝統的なカウンセリング等との違いとは？

クライアントさんの悩み課題に、ひとつの臨床心理学、精神療法の概念をあてはめることをしません。人間関係の問題、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切な流れと捉え、伝統的な精神力動的療法の理論基盤を中心としながらも家族療法、認知行動療法、ゲシュタルト療法、プロセスワーク、トランスパーソナルセラピー、マインドフルネス、瞑想などの理論をご依頼者それぞれの状況や状態に合わせて「自分自身になろうとする力」の探求を支援する統合的なアプローチを実践します。

Q：どうして、ACIコンセプトが必要なのでしょう？

従来、心の健康援助は学校周辺の教育的支援、あるいは精神科医療が中心であった。しかしながら、現代社会における心の歪みによるトラブル、家族や対人関係の問題、依存症などの「生きづらさ」とは、医療機関で投薬治療が必要な「病気・精神疾患」と言えないけれども、でも、病気としないにしては、あまりに甚大な支障を仕事や生活などを体験していAC、サブクリニカルな状態であると言えます。
2021年以降のコロナ禍において、自分を失わずに生き延びるためには科学的な感染対策と同様に個人や集団の心のケアについての新たな視点が課題であると言えるからです。

＊用語２：サブクリニカル。対抗臨床的な領域。生きづらさ、家族や対人関係の問題、共依存などの状態は、医療機関で治療が必要な“病気”と言えないけれども、病気と言わないにしては、あまりに大きな支障を学業、仕事や生活などに体験している状態を示す造語。

Q：具体的にはどのような内容ですか？

個人セッションを中心として、治療的変化や目標をカウンセラーと共に話し合いながら１〜５を併用したセラピー構造をすすめていきます。

１，個人セッション	精神力動的心理療法を通した治療的変化、目標、期間などの設定とカウンセリング カウンセリングというと？ ACカウンセリング 夫婦セッション 家族カウンセリング 夢カウンセリング
２，ACグループレッスン    （平日）	グループシェアを通して原家族からの影響について言葉、お気持ちをシェアします ACグループレッスン（しばらくZoom）
３，AC研グループミーティング（日曜日）	ACの変化・回復、生きる力、知恵、自覚についてのシェア、ACIテーマレクチャー（目次） AC研グループミーティング＠Zoom
４，統合的グループワーク：Dream Body	集団心理療法、ゲシュタルト療法、プロセスワーク、トランスパーソナル心理学等を通した治療的「気づき」の体験
５，統合的グループワーク研究会（G研）	統合的グループワークの理論基盤の体験を通し、ACIの力を見つけ、自分らしく生き生きとした人生をおくる姿勢を身につけることを目指す

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今、起こっていることには意味がある、困難は個性化のプロセスでしかない、 逆境は「自分の専門家」になるプロセス。 現代社会がどんなに矛盾にみちているとしても、人は必ず、 自分らしく生きる意味を見つけることができると私は信じています。

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家族とAC研究室　2021.4