今、起こっていることには意味がある、困難は個性化のプロセスでしかない、逆境は専門分野へと変容する。現代社会がどんなに矛盾にみちているとしても、人は必ず、自分らしく幸せになる意味を見つけることができると私は信じています。
臨床心理士(登録番号:28002)
日本家族と子どもセラピスト学会認定セラピスト
米国臨床心理学修士 M.A. in Clinical Psychology.
1963年生まれ、茅ヶ崎在住。山小屋管理人,広告企画会社を経て独立。1993年(有)ジャパンマーケティング設立。マーケティングコンサルタントとして16年間多くの顧問先を支援する。重度の喘息、日本型アトピーで死の淵を彷徨い,1999年アメリカの医療に出会い奇跡的な完治を遂げる。AC(アダルト・チルドレン)として複雑性PTSDに直面する。2006年より臨床心理学を学び自身の回復を生かしてAC,生きづらさに苦しむ家族や子ども,夫婦,経営者らをサポートしている。
明治学院大学経済学部、カリフォルニア臨床心理大学院臨床心理学研究科 臨床心理学専攻修士課程修了、東京麻布十番 精神科さいとうクリニック臨床インターン
所属学会:日本心理臨床学会、日本家族と子どもセラピスト学会、日本行動嗜癖学会、日本ゲシュタルト療法学会
■発表論文・報告
心理臨床家の開業に当たって治療構造を作ることーアダルト・チルドレンを主たる対象として− Family Child Therapy No.9 Sep.2015.
開業心理臨床家による統合的な心理療法実践の試み Family Child Therapy No.10 Sep.2016.
アトピー性皮膚炎患者の心理的社会的葛藤におけるナラティヴ・アプローチの有効性検討,Family Child Therapy No.4 Sept.2010
ナラティブ・アプローチによるアトピー患者の心的外傷への接近,Family Child Therapy No.6 Sept.2012アトピー患者への心理臨床の取り組み,Family Child Therapy No.7 Oct.2013
アトピー患者への心理臨床の取り組みーアトピーアソシエイション・ジャパンの試みの報告ーFamily Child Therapy No.7 Oct.2013
心理臨床家の開業に当たって治療構造を作ることーアダルト・チルドレンを主たる対象として− Family Child Therapy No.9 Sep.2015.
開業心理臨床家による統合的な心理療法実践の試み,Family Child Therapy No.10 Sep.2016.
ACを対象としたゲシュタルト療法の臨床的な拡張事例,Family Child Therapy No.17 Dec.2023.
経 歴:
1970年 国立秋田療養所に喘息で長期入院 養護学校はまなす学園
1981年 大館鳳鳴高校卒
1985年 明治学院大学第二経済学部卒
1986年 北志賀高原、斑尾高原、山小屋
1987年 東北新社、オムニバス・ジャパン~ミクプランニング
1993年 有限会社ジャパンマーケティング設立
ステロイドリバウンド~6年間の廃人生活
1999年 Dr.Matheson に出会う
2000年 茅ヶ崎に移住
2005年 AA-J/アトピーアソシエイション・ジャパン設立
2006年 CSPPカリフォルニア臨床心理大学院入学
2008年 さいとうクリニック臨床インターン
2009年 臨床心理学専攻修士課程修了
2010年 家族とACカウンセリング研究室開業
主に取り組んでいる分野:
私は幼少の頃からひどい喘息でした。長期入院の施設と養護学校で小学校高学年まで過ごしました。2歳で母親と死別,祖母に育てられる。5年生で普通の小学校に復帰。学業の遅れにくるしむ。中学高校では自尊心が低く学業に意味を見いだせない日々。そして成人してからは36歳まで手におえない日本型アトピーに苦しみました。ままならない時を過ごしながら人生に混乱し続けました。その事実は私にとってひどい悲劇でした。
誰にも理解されない事実という視点から見続けた時、社会の一員として体裁を取り繕いながら生きることはとてもとても苦しいものということを学びました。そして誰にも理解されない難病という事実は、誰も責任をとってくれるものではなく、途方もなく患者自身が苦しみ続ける事なのだということを学びました。
けれどその事実は私にたくさんのギフトをくれることとなりました。おかげで、日本以外の世界の視点で人生を考えることや、仕事と生活をエンジョイする自己責任という選択肢を学びました。1999年に、アメリカの医師に出会い、命と心を救われることとなりました。社会人として私は山小屋の管理人,CM企画制作会社,広告企画会社を経てIT企画会社を12間経営してきました。同時に自身の難病克服体験の後,米国の医療機関と提携し任意団体患者の会を10年運営しております。
その後たくさんの過去の私のような患者さんに会い、彼らに私の体験を伝えることを通じて予想しなかった私自身や、すばらしい人々に出会うことができました。今では逆境を克服することについての体験をはなす活動をしています。
しかし、日本ではなんであれ先進的な出る杭は様々な障害に出会うことが多いようです。そして、時に人生は不条理で、私の頭をバットでなぐるような事をします。私は何度も自分らしさを見失いそうになりました。
身体症状を回復してから,AC(アダルトチャイルド)であることに気がつきました。私は,その「ざわざわしたもの」とは何なのかを知るために2006年臨床心理学大学院の門をたたきました。臨床心理学を学ぶこと,自分自身を知ることは,私の成長へと導きました。2009年カリフォルニア臨床心理大学院「家族と子ども」専攻し,1年間の精神科インターン(東京麻布十番さいとうクリニック)を経て修了しました。
2010年に家族とACカウンセリング研究室を開業しました。日々,実践ケースに取り組みながら,倫理規定に沿い自己トレーニングとして米国心理臨床家によるSV,精神分析医によるSV,グループスーパービジョンを構造的に導入しております。限られたカウンセリング手法だけでなく、豊富な経験とトレーニングに裏打ちされた幅広い選択肢の中からお客様にとって最適な方法を用いて、お客様とともに問題にアプローチしていきます。
好きなこと:サーフィン、37歳から熱中しています。小説を書くこと。詩を書いて音楽を創ること。赤ワイン,芋焼酎。本を読むこと。(ロバート・B・パーカー,よしもとばなな)料理をすること。トマトソース,パスタ,シーフード,薪ストーブ,森,海,雪。音楽を聞くこと。(マイルスデイビス,R&B,HiP HOP,JAZZ,)夢:小説を出版すること,ライブハウスを唄って回ること、薪ストーブのある家を森に買うこと。
【1%の奇跡】WAVE出版2006
この作品を通じてより多くの人がオルタナティブな視点への気づきや、高度な医療について理解するきっかけになればと思っています。私たちの住んでる社会が発展途上でどんなに矛盾に満ちているとしても、人、は生まれてきた意味を見つけることができると私は信じています。