「意思の力」の過信
例えば、対人関係や情緒など、「不安や寂しさなど」に抗い、なんでもないことだとやり過ごして生き延びるために「意思」に頼りすぎてしまうことがあります。私たち個体は「意思の力」に頼りすぎると「感情・身体感覚」を感じないようにしてしまいます。心身が不調を訴えているにもかかわらずなにかにのめり込んでしまうようなケースです。
「意思の力」への過信は、必ずそれ以外の力からのメッセージを受け取る機会があります。
例えば、不随意運動(心臓の鼓動、脈拍、自律神経系の調律、身体全体の調律メカニズム)、などの命のながれ=「自然」の流れからです。
依存症、慢性的な、うつ、不眠、身体の痛み、人間関係のトラブル、、、仕事、家族とのトラブルなどとして表出するかもしれません。
「意志」の力に、謙虚になることで、悩みや苦しみは、自身の命の流れが危機に接していることに気がつく必要があるというメッセージ、ぶっちゃけて言うと、無理して生きているのかも、とらえることができます。
ところで、どうして、感情と身体感覚へのアプローチが有効なのでしょう?
感情は心と体を一つにし、意識を身体活動と結びつける力とみることができる。
(Alexander Lowen 1994)からです。
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今、起こっていることには意味がある、困難は個性化のプロセスでしかない、 逆境は「自分の専門家」になるプロセス。 現代社会がどんなに矛盾にみちているとしても、人は必ず、 自分らしく生きる意味を見つけることができると私は信じています。
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