生きづらさ、例えば複雑性PTSD(目に見えにくい虐待などの影響)、ボーダーラインパーソナリティなどの生活や仕事への支障とは、親や養育者(親密な対象)との不適切な対人関係の歪からつくられたものであるという仮説を研究しています。
参考文献(1991 アーヴィン・D・ヤーロム他 )
→ゆえに、統合的グループワーク(集団心理療法)や、参加者同士情緒的相互交流(研究会)などの機会において、自分との関係、他者との関係を「やりなおす・そだてなおす」体験が、複雑性PTSD、ボーダーラインパーソナリティのセラピー(治療構造)となるわけです。
私の小規模な検討では、長い時間かけて歪んだ対人関係パターンをあつかうためには、反復学習と「時間」がセラピー(治療)にはとても重要であり、セラピスト、参加者ともに「継続」することが有効であると体験しています。
個人心理力動的療法を理論基盤としながら、力動的ゲシュタルト・セラピー、プロセスワークなどを併用した実践を治療構造としています。
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2020.9 明石郁生 セラピスト/臨床心理士 家族とAC研究室 http://www.ikuoakashi.jp