さて、8月末〜9月初旬と、お子さんの学校関連と家族の課題についてのご相談が増えています。
開業カウンセラーとしての役割についてメモしてみます。
私の役割としては、家族療法カウンセラーとしての立場をとります。
例えば、お子さんの症状行動(家族療法ではこう呼びます)、引きこもり、不登校、身体症状などは、彼らが発している家族の誰かへのメッセージとして捉えます。発達にともなって、親御さんからの干渉から逃れるための行動や、はんたいに無関心に関する異議申し立て、また、夫婦の不仲に関する、情緒の交流を求めるものなどがあります。
それらは、言葉で語られることは少なく、症状や行動で示されることがおおいようです。
なので、開業・家族療法カウンセラーとしては、例えば、学校へ復学すること、就労することなどに、カウンセリングのゴールをおかずに、例えば、お子さんの症状行動とは、家族の崩壊を守るためのメッセージとして捉えて、ゆっくりとしたセラピーをすすめていきます。
おのずと、学校カウンセラー、行政のカウンセラー、クリニックのカウンセラーとは
だいぶ異なった視点でカウンセリングをすすめることになるでしょう。
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今、起こっていることには意味がある、困難は個性化のプロセスでしかない、 逆境は「自分の専門家」になるプロセス。 現代社会がどんなに矛盾にみちているとしても、人は必ず、 自分らしく生きる意味を見つけることができると私は信じています。
2020.9