*統合的カウンセラーの日誌

開業カウンセラーになる道は、自分の専門家に成る道であると、仮説に手応えを感じています。

残暑お見舞い申し上げますが、今日はだいぶすずしーです。

9月は学会シーズンです。なんでだろう?欧米では新学期が9月頃だからでしょうか?

この秋の学会演題発表に、「開業カウンセラー、自分探求者のためのセルフ・マーケティング研究会 実践の短報」というテーマで投稿しました。研究会での約9ヶ月間のディスカッションやワーク、プロセスを発表・シェアしようと準備しています。

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2016年開業先駆者のリサーチと主宰の体験を軸に研究対象の仮説として

「事業領域の特定、マーケティング、財務、リスクマネジメント、セラピスト自身の人生の創造」の5点を挙げ検証を開始した。

しかしながら、研究生各々自身の回復、例えばACという悩みからの回復段階、心理臨床の教育・体験の過程、自営業経験の有無など背景が大きく異るため、開始後まもなく、事前に準備したカリキュラムを時系列に沿って学校形式ですすめていくことは難しいと判断された。

したがって主宰は、グループワーク形式の研究会の在り方を模索していくこととなった。本稿では以下の3つの項目を短報として挙げる。

1,実践構造:月に1回、1日形式のスクーリング+グループワークとオンラインディスカッションを構造とした。現在12名の研究生が在籍している。当初は、期ごとに分けたクラスを想定していたが、グループの凝集性に、より社会性を付加させるために期を越えて集まっている。スクーリングでは午前にレクチャーとディスカッション、午後はグループワーク形式で理解を体験的に深め、各々が自身のテーマとして探求できる枠組みを提示している。

2,心理臨床の技術<自分探求の実践:これまでのM研でのディスカッションでは、カウンセラーとしての心理臨床教育過程は必要な条件であるが開業するにあたっては十分ではなく、さまざまなカウンセラー資格を保持することと、CLを集客し臨床的にホールドし開業を成立させることは異なるスキルが必要であると言えた。主宰の体験では、カウンセラー自身が自分自身を探求すること、その技術、機会はCLを獲得する機会と正比例した。ゆえに、スクーリングでは、事業領域の特定、セラピスト自身の人生の創造の2つに多く時間が費やされた。

3,仮説〜実践〜検証の機会、研究会というコミュニテイの存在:開業カウンセラーはCLにとって、医療者、教育領域、権威的な心理学者などから独立した立ち位置が求められる。また、CLのニーズも多岐にわたる。中には悩みの解決、行動パターンの変化などを越えて、カウンセラーとの時系列的継続的な共同作業、かかわりなどから自分らしく生きる手応えを感じるCLが少なくない。それがゆえに、開業カウンセラーは孤独や自我肥大に陥りやすい存在でも在る。定期的に自身の実践を検討し共に研鑽を積むことができる機会はカウンセラー自身の健康に寄与する。

今後の狙いと課題:研究生すべてカウンセラーになる必要はなく、各々が自身の内にある力を見つけ、自覚をすすめ、自分らしく人生をおくる姿勢を身につけることを目指す。自分を知り、他人とつながることの体験は癒やし、治療的変化と同義である。その道程は家族や共同体に変容をもたらせ、争いを無意味にすると考えている。そうした自分自身のために受講したい方も歓迎していく。課題として、多重関係の精査、統合的な心理療法研究、学会資格、他の研究会とのネットワークの検討を挙げる。

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2018年には、事例検討として幾人かの研究生の経緯を、書ければいなと思っています。

心理臨床の技術<自分探求の実践

開業カウンセラーになる道は、自分の専門家に成る道であると、仮説に手応えを感じています。感謝をこめて!

カウンセラー、自分探求者のためのマーケティング実践/研究会  研究生申し込み書
⇒ 3期生募集です。https://ikuoakashi.jp/marketing

明石郁生ボデイサイコセラピー・ワークショップ @ 鎌倉2017年 10月14日(土)
⇒ いままで知らなかった、自分の中の他の側面に気づくこと=「自由」を体験するということ!

https://ikuoakashi.jp/1330

統合的グループワーク研究コース:本講座 2017年10月〜
⇒ https://ikuoakashi.jp/1314

本講座はセラピスト・カウンセラー養成研究コースですが、参加者(研究員)すべてセラピスト・カウンセラーになる必要はありません。各々が自身の内にある力を見つけ、自覚をすすめ、自分らしく生き生きとした人生をおくる姿勢を身につけることを目指すものです。カウンセラー・セラピストとなるプロセスと、自分を知り、他人とつながることの体験は癒やしあるいは治療的変化と同義語です。その道程は、それぞれの家族、仕事や組織、共同体に変容をもたらせ、争いを無意味にし社会をより健全にすると考えています。そうした自分自身のために受講したい方も歓迎しております。

アダルト・チルドレンのためのゲシュタルト・セラピー1DAY 鎌倉 10月25日(水)
⇒ 「いまーここ」に焦点をあてながらも、統合的な視点でトラウマや生きづらさを理解し、安全に配慮し
「いまーここ」で起こっているこころの動きや悩みは、すべて「本当の自分」になるための入り口であるとしてワーク実践にとりくみます。

平日の鎌倉で! https://ikuoakashi.jp/1439

最新アトピー治療 ドクターマセソンアトピー治療研究会 CSPP東京キャンパス
⇒ アレルギー免疫療法について、河野太郎外務大臣にお伝えしたいとおもうが、どのようにしたらよいかわからない。アメリカの大学におられたとのことで知っているのかもしれませんが。(T_T)
http://a-association.com/638

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