誰かの言う「幸せ」にならなければいけないという思いを捨てるんだ、
あなたは十分に闘ってきた、もう銃をおろしてもいい。
わたしはわたし、あなたはあなた。
そうすると憂鬱になる。道化師の憂鬱、兵士の憂鬱、アスリートの憂鬱、猛烈ビジネスマンの憂鬱、手持ち無沙汰。何をしていいのわからない。もうお酒もおいしくない。
私とは誰なのだ?
なにができる? 共依存からの脱出のはてには何がある?
猛烈なさみしさ。孤独。溶岩のようにはじけ、ふっとうする怒り。
わたしのことをしているわたしが、
あなたのことをしているあなたにどうすれば有益になるのだろうか?
と、自分を知る道を探求する以外に生きる術はないのだろう、と知るに至る。
どうしたら、わたしでありながら、世界の中にありながら、世界に属さないでいられる?
2021.5
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