アダルト・チルドレン(AC)のカウンセリング、ワークの流れ。2020まとめ。2021.1 更新

アダルト・チルドレン(AC)という言葉を、自分とはどのような人なのか?を探求するためのひとつのコンセプトとしてカウンセリング、ワークにつかいます。

アダルト・チルドレン(AC)とは、機能が不全だった家族、養育環境で育ってきた人々。
機能が不全だった家族、養育環境:ネグレクトなど目に見ることのできる状態に加えて、目に見えにくい傷つき体験が含まれます。それらは、その中で生き延びるためにさまざまな防衛、防衛機構を身につけます。また、
それらのおおくは、「愛情と関心」を得ることに関連します。家族などの親密な情緒間で起こることにおおきな特徴が挙げられます。

たとえば、親や養育者からの過干渉、無関心、誤用、主体の搾取などの長期反復的な傷つき体験は、目に見えにくものです。
無条件な安心、情緒交流を必要としている子供は、それらが得られないとき、おおきく傷つきますが、子供は自分の心理身体に加えて、親や養護者との関係を守ろうとして、それらを自分の内面に取り込みます。
「愛情や関心を得られないのは、ぼくがいけない子だからだ」と。

「見捨てられ不安」

子どもにとって「見捨てられる」ことは、「個体の死」にあたります。

そのため、取り込み、否認、抑圧、置き換え、解離、投影、投影同一視、理想化と価値下げなどの原始的な防衛機構を身に着けます。生き延びるために。

しかしながら、生き延びるために身に着けた防衛メカニズムは、大人になるにつれ不要になるのですが、自分を長年守ってきた洋服や技をそうかんたんに脱ぎ捨てることはできませんね。

それらが大人になって、対人関係の支障、依存症、身体症状などの「生きづらさ」となって表面化してきます。
家族トラウマの後遺症と呼んでもいでしょう。

こういった支障は、生活や仕事、対人関係に著しい影響を与えますが、そのケアの受け皿として、医療機関にはあてはまりにくいし、教育機関では、たちうちできないし、自己啓発では、個人の個性を見失うこともあるかもしれません。

私たち専門家、臨床心理士、セラピストにとっては、先人の研究を探るために共通言語が必要になります。

ACの支障を精神医学的な視点から探求する言葉として、複雑性PTSD、家族トラウマ後遺症、境界例パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害、心身症、不眠などを軸として研究することがあります。医療者や他の専門家と学術論文等で共通認識をシェアする際に有効となります。

衝動的な感情、感情抑制、自己愛の損傷、主体の損傷、慢性身体症状、断片的な自己規定、解離、離人感などがキーワードとなります。

患者さん、クライアントさん、ご家族からは、「生きずらい」「なんでわかってくれないの!」「私は誰?」「自分がわからない」「怒りの爆発」「死にたい」「消えたい」「殺してくれ」という言葉が聞かれます。

つづく。

 

 

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