引きこもり、不登校さんへの家族療法のアプローチについてすこし書きます。
家族の中に発症した「症状行動」は,この家族システムの恒常性の維持家族を成り立たせるために起きている「目的を持った課題」と診るところからはじめます。
家族のシステムとは、まるでそれ自体が自律性を持ち関係性を維持しようとしていると考えます。
家族療法では、個人のさまざまな問題を「個人の心の問題」とは考えず,「症状行動」と呼びます
例えば、「学校へ行きたくない」と訴えるお子さんに「がんばって学校へいきなさい!」といくら言っても行かないし,無理に行かせても効果がないことがおおいものです。また、お子さんのそういった「症状行動」は、言葉にならず、「お腹が痛い」「吐き気がする」などの身体症状として表現されることも少なくありません。
家族のシステムの中にその「症状行動」を必要としている「何か」があるのだからそれを「発見」して「そこ」のところを違うものに変えようと言うアプローチが必要となります。
お子さんの「学校へ行きたくない」というメッセージが誰への、どんなメッセージなのか、家族療法のカウンセラーは、ご家族と共にていねいに探求することからはじめます。
読んでいただいてありがとうございます、感謝します。
本情報がお役に立つ方をご存知な方は、転送、ご案内、シェアをしていただけますと幸いに思います。どうぞよろしくおねがいいたします。
今、起こっていることには意味がある、困難は個性化のプロセスでしかない、 逆境は「自分の専門家」になるプロセス。 現代社会がどんなに矛盾にみちているとしても、人は必ず、 自分らしく生きる意味を見つけることができると私は信じています。
2024.1