私達は、なんらかの理由で長く自分の感情に触れずにいることがある。そうやって家族や社会に適応する。へとへとになったり、眠れなくなったり、ほんとうの自分とは何なのだ?などと立ち止まった時に、忘れていた感情に触れそうになる。
でも、自分の中に抱え込んでいた感情・身体感覚を恐れてしまう。いったん触れてしまえば、それは底なしなのではないかと、恐怖を感じてしまうことがある。
フロイトは、「夢は無意識への王道である」として、できるだけ純粋に夢そのものに近づいて解釈し、自由連想法をつかって無意識の内容と超自我や自我がどのようにして夢の表現を歪めているのかを探るものとしていた。ユングは、夢の多義的な意味や目的を考えていくことが重要であるとした。<参考文献 山中康裕著:心理学対決フロイトVSユング ナツメ社 2010年>
フロイトへのカウンターとしてゲシュタルト・セラピーを創設したパールズは、神経症とは部分、部分に断片化しているとして、夢を通して自己とのアイデンティティを持つことをはかり統合し全体性にむかうグループワークを発展させた。<参考文献 F,パールズ著、倉戸ヨシヤ監役 ゲシュタルト療法ーその理論と実際ー ナカニシヤ出版1990年>
今では、「個性化」(人格の可能性の全体的実現)のプロセスは「意味深い夢」、身体症状を契機としてはじまると認識している。身体症状は必ずしも病理的ではない。だから、抑圧し、癒やし、治療すべきたんなる病気ではない。目的を持った状態である。人生のはじまりになり得、ほんらいの自分になることもできる。さらに、異世界の旅となり、人格発達の道となる。 ユングに学んだ、A,ミンデルは、あらゆる夢とは、身体の状態について語っていて、身体でも夢を見ているとして「ドリーム・ボディ」と呼んでいる。
「ドリームボディ」とは、自分自身になろうとする力、自己治癒の予感、全体性に向かうサイン、生命の流れ、命のシグナルと見ることができる。夜見ている夢、繰り返し見る夢、怖い夢、セクシーな夢、身体のシグナル、違和感、こり、つかえ、身体症状などなどが含まれます。<参考文献 アーノルド・ミンデル著 高岡よし子、伊藤雄二郎訳 ドリームボデイ・ワーク 春秋社 1994年>
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