ACカウンセリング

「自分はアダルト・チルドレンなのですか?」という点にあまりこだわらなくていいんですよ。カウンセリングやワークでの方針は、「ACとは生きる力」であるというものです。

アダルト・チルドレン専門カウンセリングと看板をあげて、カウンセラーをしているのですが、とくに、アダルト・チルドレンにこだわっているわけではないのです。自覚がある、なし(自覚がないケースが少なくないです。)にかかわらず、原家族や養育者から由来する、心的外傷(トラウマ)の影響について研究しているわけです。

特徴は、一過性のおおきな事態、例えば、災害や事故などが由来する事例にはPTSDという概念、診断基準があるのですが、幼少期〜思春期〜青年期〜、現在も続いている、というような長期にわたる心的外傷には、PTSDを拡張した概念が必要となります。また、それらは、目に見えにくい影響であるという特徴もあります。それゆえ、心的外傷の専門研究者らが使う「複雑性PTSD」という概念をつかいながら、臨床理解をすすめるひとつの指針としているのです。

というわけで、アダルト・チルドレン(AC)という言葉をつかい、クライアントさんとの最初の出会いやコミュニケーションをはかろうとしているわけです。

なので、「自分はアダルト・チルドレンなのですか?」という点にあまりこだわらなくていいんですよ。
⇒カウンセリングやワークでの私の方針は、「ACとは生きる力」である。というものです。
なので、ACの体験や力を全面的に肯定しようとする試みです。

新規のクライアントさんと会う機会が増えました。彼ら彼女らに、これまでのカウンセリングとだいぶ違いますね。とフィードバックしてもらうことが多くて、今日、このことを書きたくなりました。

あなたが問題なのではない、問題が問題なのだ。
あなたがの悩みや苦しみ身体症状などは、あなたが変化するのための大切な課題であるととらえ、

あなたが本来持っている「力」を見つける手伝いをするというコンセプトなんです。

それでは、季節の変わり目ご自愛ください!

読んでいただいてありがとうございます、感謝します。

本情報がお役に立つ方をご存知な方は、転送、ご案内、シェアをしていただけますと幸いに思います。どうぞよろしくおねがいいたします。

今、起こっていることには意味がある、困難は個性化のプロセスでしかない、 逆境は「自分の専門家」になるプロセス。 現代社会がどんなに矛盾にみちているとしても、人は必ず、 自分らしく生きる意味を見つけることができると私は信じています。

☆個人カウンセリングご予約はこちらからご希望の日程をお選びください。

 

明石郁生 カウンセラー/臨床心理士 家族とAC研究室

関連記事

  1. ACの依存とは、自己治癒の側面もあるわけです、そうせずにはいられなかっ…

  2. アダルト・チルドレン(AC)ACカウンセリング 神奈川 湘南 茅ヶ崎…

  3. ACという言葉はレッテルではなく、自分自身を知るためのコンセプトとして…

  4. 家族からもらえなかったものに、幻想をいだいてしまうのも無理も無いのです…

  5. コロナ禍 アダルト・チルドレン(AC)ワーク 2021

  6. アダルト・チルドレン(AC)再考  ACIアダルト・チルドレンインテリ…

  7. ACの力を肯定するセッションとは? 2023.8 更新

  8. Merry christmas and happy new year.…