私たちは内面で処理できない苦痛などを無意識の領域に抑圧する傾向があります。でも、苦痛そのものがなくなるわけではないので、何かのタイミングで、自分自身に襲いかかってくることがあります。
また、抑圧したものを意識に浮上させずにいると、それを他者に写し込んで見てしまうことがあります。投影という防衛機構です。
なんでかわからないが会うとイライラしてしたり怒りがこみ上げてくる他者や社会の動向、ニュースなどは投影が働いているサインかも知れません。
意識下の自分では理解できないもの、見たくないもの、向き合いたくないものを排除しているつもりですが、他者に見てしまうのです。
それらのイライラや怒りなどは、断片化した自己(自分の未統合の部分)を見出すチャンスなのですが、自己探求になれていないと、それは、他者のせいだ!としてしまうのです。
私が苦痛を感じるのはあの人のせいだ!
あの人のせいで自分の幸せが阻害されている!
あの会社、あの組織、あの団体、あの国のせいで、自分たちは不幸になる!
だから、排除しなくてはいけない!と。
争いや戦争はそのように起こるかもしれません。
もちろん、明らかに他者に攻撃を受けている場合は対処しなくてはいけませんが、。
自分自身に起こっていることを探求し、成長の機会としていく姿勢を持つことは本当の自分になるプロセスと言えるでしょう。
★ACという自覚を使って投影を探求する力は、争いや戦争を無力化する力であると言えるのです。
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今、起こっていることには意味がある、困難は個性化のプロセスでしかない、 逆境は「自分の専門家」になるプロセス。 現代社会がどんなに矛盾にみちているとしても、人は必ず、 自分らしく生きる意味を見つけることができると私は信じています。
瞑想・ワークをしていない時、私たちは、世間の要請、社会の要請、家族の要請、とらわれなどに自動的(無意識)に反応し、行動することがおおくなるかもしれません。そうして、
自分が思う自分(アィディンティのひとつ)をつくりあげてしまいます。
自然の一部である私たちは、自然が変容するように、自身の変容をせまられるときがやってきます。
自分が思う自分(旧来の自分)のみに固執していると、堅苦しく、息苦しく感じることがあるかもしれません。それは、夢や身体感覚、身体症状、人間関係のトラブルなどとして表れるかもしれません。
世界の問題、グループの問題、個人の問題は、私たちの命のシャドーであるという視点で相対的なワークをこころみ続けます。
臨床心理士・カウンセラーが実践するやさしい統合的なセラピー:精神力動的療法、認知行動療法、ゲシュタルト・セラピー、プロセスワークなどの本質を統合した試みです。
ゲシュタルト・セラピーは、伝統的な心理療法のように、その人の過去の問題を分析して解決することに重きをおかず、「いまーここ」に焦点をあて「気づき」を大切にします。しかしながら、最近欧米ではゲシュタルト療法に精神力動療法、あるいはボディワーク、プロセスワークなどの臨床的な視点をとりいれる報告が見られます。対人関係の悩み、身体症状、さまざまなアディクションなどのワークを通して、「意思の力」への過信に気づき、自分らしい生き方を目指すことにご関心のあるかた集団心理療法にご関心のあるカウンセラーさんなど、どなたでも!
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