サブクリニカル(医療の補完的)な領域 ac-alive-015

ニュースを聞いて胸が痛くなることが少なくない。
「助けを必要としている子どもを守らず、大人が組織を守ることを優先していた」
「どこに相談したらよいかわからなかった」「行政に電話したが、部署が違うとたらいまわしにされた」「家族の問題を誰にも話せなかった」

アダルト・チルドレン(AC)とは診断名ではないと話してきた。しかしながら、病気じゃないから、気にするな、明るく考えて、楽しくがんばって働け!とは片づけるには、たいへんすぎる支障を生活や仕事に抱えている状態である。彼ら彼女らは自覚あるなしにかかわらず、家族トラウマ、心的外傷をおっていて、それらの反応をなんとか、やり過ごして生き延びてきた人々である。その悩みや困難は精神医学、臨床心理の領域で捉える対象と言える。そして、その対象にはご本人とご家族が含まれる。
サブクリニカル(補完的な医療)を必要な対象と呼んでいる研究者もいる。

AC:ACって知っても、じゃあ、どこに相談、治療に行けばいいのかさっぱりわかりませんでした。
Co:そうだね。「自分の気持ちがわからなくなった」などは誰に何を相談すればいのかさえわからないね。
AC:とりあえず、医者に行くと、落ち込んでいるから、うつだと言われました。
Co:お薬がたくさんでるでしょ?
AC:はい。死にたいと言ったからだと思います。
Co:もちろん、適切なお薬が必要な時もあるよ。
AC:そうですね。
Co:私が聞いた一例だけど、病院では、薬が効かない患者さんは、煙たがられる。
AC:う~ん。
Co:精神科の中でも、精神療法や家族療法を実践している治療者もそんなにおおくないかもしれない。保険医療の枠組や事情があるからね。
AC:そうなんですか。
Co:治療者にしてみれば、薬は効かない、もしくは勝手に飲まないとか(笑)、それから、言うことを聞かない、ちょっと怒ると来なくなる(笑)などの患者さんは、だいぶ手間がかかるのかもしれない。
AC:うーん。
Co:せっかく一大決心して病院に行った患者さんは、なんだか理解してもらえない感じがしてして、あちこち病院やそれらしきところを訪ね歩く。また、インターネットを探し歩く。そんなこんなで、疲れてしまい治療につながることを諦めてしまう。どこに行ったら自分は理解されるのかわからず傷つく。
AC:はい、まさに。

2020.7.30

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